夏目友人帳
「友人帳を知ってるかい?」
小さな頃から妖(あやかし)の類いが視える夏目。
幼い頃、両親を亡くし転々としていたところ、視えることで周りから気味悪がられていたが、そんな夏目の境遇を、見てみぬふりできなかった心優しい夫婦に引き取られる。
そんな折に、妖怪に追いかけられている時、大事な封印を解いてしまう。
出てきたのは大妖怪“斑“(まだら)
猫の置物を依代として夏目の祖母の持ち物“友人帳“を狙うのだが、、、
夏目はそんな“斑“(通称ニャンコ先生)とともに友人帳に名を縛られた妖怪達に名を返していく。
妖たちとのエピソードを絡めた切ない話が多かったです。
ちょっと号泣してしまったことも何度かありました。
夏目とニャンコ先生はたまに漫才コンビのようで笑ってしまいますが笑
この、なんていうか人の思いの儚さや脆さに胸がぎゅっとなります。
ずっと1人だった夏目にも心を許せる友人や、自分が視えることをわかってくれて、大事に思ってくれる人たちが増えていく。
だからこそそんな心優しい人達に迷惑をかけたくない、嫌われたくないと思う夏目に、
迷惑なんて思ってない!心配なんだ!
と言ってくれる。
想いが溢れる描写に思い出すだけで涙がこぼれそうになります。
近年は映画にもなってますね。
ささくれてる気持ちを、穏やかに傷を癒してくれそうな気持ちになるマンガです。
たまには泣くのもストレス解消に効果がありそうです。