舞妓さんちのまかないさん

舞台は古都、京都

 

 夜に咲く花の街、花街。

‘’屋形‘’と呼ばれるおうちに帰った舞妓さんたちとまかないさんのお話です

 

元々は、舞妓になるために青森からきたキヨちゃん。

縁あって大好きな台所を担う‘’まかないさん‘’となり、屋形でのご飯全般を受け持っています。

 

そして、キヨちゃんと一緒に青森から来た幼馴染のすうちゃん、舞妓さんになるために見えないところで人一倍の努力をして、自分を厳しく律する努力家です。

 

青森にはもう一人の幼馴染、無口で無愛想なそれでいて人の事をよく見ている健太。

大好きな野球をやるために難関校に合格するほど。

 

3人の幼馴染同士が、京都と青森で互いを思い、今いる自分の場所で成長していく。

 そこにはいつも思い出の料理があって、三人で過ごした日々を思い浮かべる。

舞妓さんちのまかないさん1

舞妓さんちのまかないさん 1 (少年サンデーコミックス) [ 小山 愛子 ] 


京都の舞妓さんの日々の日常が知れて面白いです! 

舞妓さんと呼ばれるのは大体15歳~20歳くらいまでのことを指すそうです。

(それ以上は芸妓さんと呼ばれるそうです)

中学卒業してすぐの年代ですよね。

同い年くらいの子は大体は高校に進学してると思うのですが、舞妓さんたちは

お客さんに芸を見せるというプロ意識で励んでいます。自分の仕事に誇りを持ってやっているのが伺えますね。

もちろん、まかないさんのキヨちゃんも、みんなのご飯を作るというプロです。

 

 

そんな中、まかないで出てくるご飯はいわゆる‘’いつものご飯‘’

それがまた美味しそうなのなんのって。たまに青森の郷土料理もでてきたりして。

 

しんどくても、辛くてもご飯が美味しいとホッとする。もうちょっとがんばれそうな自分がいる。

そこに、自分のやるべきことをコツコツとやるキヨちゃんを見て、屋形の舞妓さんたちが気を引き締めたり、台所で愚痴を言ってもそのうち毒気を抜かれたりして、毎夜「いってきます」と、花街へと出ていきます。

キヨちゃんのちょっと天然で抜けてるところがいいのかもしれませんね。

 

 日常の中の出来事ってなかなか自分で気づかないことが多いので

コツコツと小さなことでも丁寧にやるのって大事ですね。。

屋形でのお話と3人の幼馴染たちの話を軸に、舞妓さんたちのシステムや役割などがお話の中に入ってきてわかりやすかったです。

 

15歳から地元を離れて働くなんて想像したこともなかったです。

ほんわかしてるけど、ほのかな恋心もあり、まだまだ続きが気になるマンガです♪